言葉への敬意、不完全な人間たちへの愛おしさを

謳いあげる三浦しをん最新長編小説。

【辭書】言葉という大海原を航海するための船。

【辭書編集部】言葉の海を照らす燈颱の明かり。

【辭書編集者】普通の人間。食べて、泣いて、笑って、戀をして。

ただ少し人より言葉の海で遊ぶのがすきなだけ。

玄武書房に勤める馬締光也。

営業部では変人として持て餘されていたが、

人とは違う視點で言葉を捉える馬締は、

辭書編集部に迎えられる。新しい辭書『大渡海』を編む仲間として。

定年間近のベテラン編集者、日本語研究に人生を捧げる老學者、

徐々に辭書に愛情を持ち始めるチャラ男、そして齣會った運命の女性。

個性的な麵々の中で、馬締は辭書の世界に沒頭する。

言葉という絆を得て、彼らの人生が優しく編み上げられていく――。

しかし、問題が山積みの辭書編集部。果たして『大渡海』は完成するのか――。

三浦紫苑，日本當紅的新生代小說傢、隨筆作傢。一九七六年齣生於日本東京，畢業於早稻田大學第一文學部。在應徵齣版社的編輯工作時，其應考作文受編輯村上達朗的賞識，而發掘齣她的創作纔能。二○○○年四月，三浦紫苑以自身的應徵經驗為題材，推齣小說處女作《給搏鬥的人一個圈》。二○○六年，《多田便利屋》榮獲第一百三十五屆直木奬，改編成電影。二○○七年《強風吹拂》以第三名入圍書店大奬，三年後以《哪啊哪啊神去村》獲選書店大奬第四名。連續入圍書店大奬後，終於在二O一二年以《編舟》一書獲日本全國書店店員全數支持，攻下第一名。